秋葉原UDXビル外構デッキ改修工事①

On 20. 01. 2014 by sai1525

昨年度に1階の外構デッキを改修させていただいた秋葉原UDXビル。
今回は2階にある約40mの階段状のボードウォークを改修します。
既設材料ですが、デッキ材にはウリン(東南アジア産)、根太、支柱にはジャラ(オーストラリア産)が使用されています。
既に劣化診断は終了し、床板は良い状態を保っていますが、根太、支柱に使用されている構造部材が腐朽菌により劣化していました。
そのため、床板を固定するビスが保持力を失い、床板が反るという症状が所々に確認されました。
ここは、秋葉原駅前から電気街に通じる主要導線としても利用されるため、また、当ビルの昼間人口は1万人近くなるため、工程計画には利用者の安全が最優先されます。
そのため、現在は2月初旬からの着工に向け、工程計画の大詰を迎えております。
ご採用いただいたのは、昨年の工区と同じ弊社の「ピールド工法」
劣化した下地を入れ替え、まだまだ使える床板の表面を3次元ルーターで加工し、現場へ戻すという工法です。

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下の写真は、昨年度の工区の完成直後の写真です。
駅から街へ、街から駅へ往来する双方向の利用者に、ともに滑り抵抗を確保するため、デッキ材に加工した鋸目を1列ずつ違え、配置しなおしました。
文字通り、一皮剥けて(ピールド)、装い新たに次の10年を迎えます。
今回も同様の仕上がりとなる予定です。

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木材は、その組成の70%が炭素です。
このような外材こそ、輸入した者の責任として、燃やさず使い切ることが、カーボンニュートラルという概念に生きる我々世代の使命なのではないでしょうか。
2月1週目から、現場をスタートする予定です。
ご興味のある方は、ぜひ現場へ見学にいらして下さい。

 

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